個人サイトのすすめ
みなさんは個人サイトを所有していますか?
現在では SNS が主流であるために、個人サイトを持つメリットが薄れてきているのは事実です。しかし、デザインをやっている、イラストを描いている、小説を書いている、などの表現者の方々には個人サイトをおすすめしたいです。いくつかのメリットがありますので興味が出てきたら是非個人サイトをぜひ作ってみてください。
個人サイトのメリット
自分だけの空間
住居に例えるなら SNS はアパートやマンションに住んでいる状態です。個人サイトは一戸建ての住宅に住んでいることになりますね。
コミュニケーションを目的としている SNS とは存在理由が基本的に違うものですので、他者の存在を気にする必要はありません。とはいえ情報発信をするためのツールであることは間違いないため、ターゲットとなる層に対して価値のある情報を載せることを心掛けたいものです。
自分がこれまで経験してきたこと、学んできたこと等からコンテンツを作り上げていけば価値ある情報を発信できるかもしれませんね。
情報の鮮度が落ちにくい
例えば Twitter のようなタイムライン形式の場合は次々と新しい情報が流れてきて古い情報は流れていってしまいます。しかし個人サイトの場合はどの情報を優先的に表示するかを自分で管理がしやすいのです。
それに加え bing や Google といった検索エンジンから高い評価と信頼性を得ているページは検索結果に優先的に表示されるため“情報の鮮度が落ちにくい”と言えるわけですね。ただしそのサイトのページが価値ある情報であることが条件です。
デザインやレイアウトが自由
SNS の場合は基本的にサイトのレイアウトが決まっているので大きなカスタマイズというのはできません。デザインやレイアウトに手間や時間をかける必要がないのでコンテンツの投稿は早い段階で可能なのですが、他の人との違いを出すのが難しいです。個性が出しにくいということですね。
その点、個人サイトではデザインやレイアウトが自由ですから個性を出すのにはとても良い手段ということになります。もちろんいちばん大切なのはコンテンツですし、必ず個性を出さなければならないということでもないですから自分の目的に合ったものを選びましょう。
一点、注意すべき点は完全に細部まで自由な装飾やレイアウトを行おうとすると HTML や CSS, Javascript といった Web の知識が必要になってくることです。しかしこれは身に着ければ大きな武器になりますし、興味のある方はぜひ覚えてみてください。
ブランディングに役立つ
デザインやレイアウトが自由ということにも共通していることですが、個人サイトは個性を出せるのでブランディングが可能です。クリエイターであればポートフォリオサイトにすることが可能ですし、サイト自体も作品としてアピールすることができます。
情報発信のみでなく、営業のツールとして使いたい場合にも有効な手段となります。SNS と一緒にうまく活用してみましょう。HTML や CSS の知識を習得していれば Web 制作の仕事を受注することも可能になるかもしれません。
コンテンツのコントロールがしやすい
とにかく個人サイトは自由に作ることができますから、コンテンツのコントロールがしやすいです。簡単なものでは、とにかく見てほしい内容へのリンクをトップページにでかでかと貼っておくこともできます。高度なものでは、ちょっとしたアプリのようなものからネットショップまで色々と作ることもできます。
さらには Google アドセンス等を利用して収益化することも可能になります。これはある程度のアクセス数が必要なのでサイトを開設してすぐにというわけにはいきませんが、継続して価値ある情報を発信していれば収益化の可能性は十分にあります。
特にこれらのメリットを得られないような内容であっても、個人サイトを作ってはいけないということはありません。作りたいと思ったらぜひ作ってみてください。どんな内容でも継続していれば、小さな価値の積み重ねによっていずれ大きな価値を生む可能性があります。誰かがあなたの情報を必要としているかもしれません。
Web サイト制作をさっそく始めていきましょう。